当院での治療例
【予防医療】
Case1 去勢の手術-犬-
来院理由:去勢手術を希望されました。
処 置:タケル君は6ヵ月齢になるブルーソリッドのミニチュアダックスフントさんです。もともと身体が成犬に近くなってくるこの時期に去勢手術を希望されました。エリザベスカラーなしで1週間後の抜糸を迎えることが出来ました。
備 考:去勢手術後は肥満になりやすいというのは有名ですが、その理由は2つあり手術後に食欲が22%増になり、1日に必要なカロリーが30%減となるからです。
無理な運動では、関節病をつくってしまうこともあるので適切な食餌を利用して、体重コントロールしてあげてください。
タケル君 |
手術後1週間 |
抜糸後 |
Case2 避妊の手術-犬-
来院理由:病気の予防も兼ねて避妊手術を希望されました。
処 置:くりちゃんは6ヵ月齢になるレッドのトイプードルさんです。もともと身体が成犬に近くなってくるこの時期に避妊手術を希望されました。エリザベスカラーなしで1週間後の抜糸を迎えることが出来ました。
備 考:避妊手術の利点は、乳腺腫瘍の発生率が減らすことができることです。避妊手術の時期と乳腺腫瘍の発生率は、密接に関わっています。予防可能な子宮、膣疾患もあります。欠点は太りやすくなることです。
避妊の時期 | 乳腺腫瘍の発生率 |
はじめての発情前 | ほとんど発生しない(0.05%) |
はじめて~2回目の発情の間 | 8.00% |
2回目の発情より後 | 26.00% |
くりちゃん |
術後1週間(抜糸前) |
術後1週間(抜糸後) |
Case3 去勢の手術-猫-
来院理由:去勢手術を希望されて来院。
処 置:サバオちゃんは6ヵ月齢になるブラウンタビーのアメリカン?ショートヘアちゃんです。猫ちゃんの去勢手術は、陰嚢の縫合が必要ないため、短時間で猫ちゃんに負担が少なく実施できます。サバオちゃんはエリザベスカラーなし、抜糸なしで傷口は良好に癒合してくれたとのことです。
備 考:去勢していない猫ちゃんの飼い主様にとって一番大変なのは、スプレー行為(おしっこによる臭いつけ)だと思います。自分の存在の誇示だけでなく、不安?葛藤を解消する転位行動という意味があるのですが、去勢することで治ることが多いことから、スプレー行為の治療法の第一選択は去勢手術といえるでしょう。
去勢手術前(左)と手術後(右)のサバオちゃん |
去勢手術前の陰嚢 |
去勢手術後の陰嚢 |
Case4 避妊手術-猫-
来院理由:避妊手術を希望して来院。
処 置:メロウちゃんは10ヵ月齢になる日本猫ちゃん♀です。
日帰りの手術で帰宅後にご飯を食べてくれました。メロウちゃんはエリザベスカラーなしで1週間後に無事に抜糸を行ないました。
備 考:避妊手術の利点は、乳腺腫瘍の発生率が減らすことができることです。避妊手術の時期と乳腺腫瘍の発生率は、密接に関わっています(表を参考下さい)。
ただ避妊手術の欠点として肥満体質となることが挙げられます。肥満の猫ちゃんは正常体重の猫ちゃんより糖尿病(約4倍)や関節病(約5倍)かかりやすくなるという報告があります。
避妊の時期 | 乳腺腫瘍の発生率 |
6ヵ月齢以下 | 91%減少 |
12ヵ月齢以下 | 86%減少 |
未避妊猫は、6ヵ月で卵巣摘出を実施した猫と比べ乳腺腫瘍の発生率7倍 |
緊張MAXのメロウちゃん |
手術直後 |
手術後1週間(抜糸後) |