神奈川県 横浜市 都筑区 動物病院 犬 猫

神奈川県横浜市のリアン動物病院 トップページへ
診療受付時間
7:30~12:30
15:00~19:00
 一般内科・外科・鍼灸・各種予防・トリミング
 診療対象動物: 犬・猫

神奈川県横浜市のリアン動物病院 住所神奈川県横浜市都筑区北山田2-1-3

神奈川県横浜市のリアン動物病院 電話番号045-534-8058

電話番号

当院での治療例

【消化器科】

Case1 蛋白漏出性腸症(食事反応性)

来院理由:避妊手術を実施する前に血液検査をしたところ、低タンパク血症であることがわかった。現在無症状だが、避妊手術もしてあげたいので原因の精査を希望。

処  置:8歳になるヨークシャーテリアのミトンちゃん♀は各種検査により、腹水・リンパ管拡張を伴う蛋白漏出性腸症と診断されました。

備  考:蛋白漏出性腸症は腸における免疫機構の不具合により、腸本来の働きができなくなるため、低タンパク血症や下痢が起きる病気です。完治は難しため、治療の目的は免疫を調節する効果のある薬(ステロイド剤や免疫抑制剤)や食事療法などを用いて生活に困らない状態にまで症状を改善させて、その状態を維持する緩和治療となります。ミトンちゃんはプレドニゾロンおよび魚を主原料とする処方食による治療で低タンパク血症の改善と腹水の消失が認められました。治療開始から3年8ヶ月経過しておりますが、食事療法のみで病気のコントロールができており、無事に避妊手術も終えることが出来ました。

蛋白漏出性腸症(食事反応性)1 蛋白漏出性腸症(食事反応性)2

Case2 蛋白漏出性腸症(免疫抑制剤反応性)

来院理由:軟便と下痢が1ヶ月以上続いている。

処  置:5歳になるバーニーズマウンテンドッグのロジャーちゃん♂は各種検査で蛋白漏出性腸症であることが分かりました。

備  考:カンガルー肉を主成分とした処方食と低用量のプレドニゾロンによる治療で症状は消失性、5カ月間治療した後は、体重も26.05kgから30.4kgに増えて痩せ型だった体型も正常に改善しました。病態が安定したこと・遠方からの来院であったことからその後はホームドクターでの治療を希望されました。

蛋白漏出性腸症(免疫抑制剤反応性)

Case3 腸閉塞(ゴルフボールの誤食)

来院理由:吐き気が止まらない。食欲もなくなってきた。

処  置:保護犬で年齢が不詳なシェパードMixの麗良(レイラ)ちゃん♀は各種検査によって、胃内に約4cm大の球状の異物が認められました。偶発的ですが脾臓に約2cm大の腫瘤が認められました。
飼い主さまは異物の摘出と同時に、良性腫瘍であっても今後破裂するリスクを回避するために脾臓腫瘤の摘出を開腹下手術にて希望されました。

備  考:播種性血管内凝固症候群と呼ばれる危険な状態の前段階にまで体調が落ち込んでしまっていましたが、バーニーズマウンテンドッグのれなちゃんの協力により輸血治療とお母さん、お父さんおよびご家族の献身的な介護により、術後2週目にして完全回復を遂げることができました。

腸閉塞(ゴルフボールの誤食)1 腸閉塞(ゴルフボールの誤食)2 腸閉塞(ゴルフボールの誤食)3

Case4 肛門嚢炎(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)

来院理由:肛門腺から出血しており、痛いのかしきりに舐めている。薬を飲んでもあまり変わらない。自宅が肛門線の臭いで臭い。

処  置:バーニーズマウンテンドッグのれなちゃん♀は肛門腺炎を起こしていました。抗生物質の内服薬を飲むと症状が落ち着きますが、投薬を止めると肛門嚢炎が再発してしまう状態でした。次第に抗生物質も効かなくなり、洗浄処置やステロイド剤などの消炎剤にも反応を示さなくなってしまったため、肛門嚢摘出手術を希望されました。

備  考:傷口の糸は1週間で抜糸ができましたが、便失禁の症状が10-12日間認められました。現在、症状は改善し、お尻の悩みから解放されました。
 肛門嚢炎とは、肛門嚢に感染が起き、肛門嚢内に膿がたまる膿瘍や、皮膚の深い組織にまでひどい炎症が起こる蜂窩織炎を引き起こします。
 一般的に認められるのは犬ですが、猫でも時々、発生しています。診断は身体検査や直腸検査を行います。肛門周囲の腫瘍や会陰ヘルニアと鑑別することが重要です。
 命に関わる病気ではありませんが、痛みや出血・肛門嚢破裂により生活の質が落ちます。多くは内科治療で完治しますが、完治せず再発を繰り返したり、内科治療に反応しなくなる場合は肛門嚢摘出手術の適応となります。

肛門嚢炎(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)1 肛門嚢炎(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)2 肛門嚢炎(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)3

Case5 肛門嚢炎2(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)

来院理由:1カ月前より肛門腺が常に漏れ出ている。出血もしており、常にお尻を気にしている。部屋中が肛門腺の臭いで困っている。

処  置:トイプードル×ポメラニアンMixのサラちゃん♀は肛門腺を起こしていました。お薬による治療を実施したにも関わらず、出血も肛門腺内容物の漏出も改善が認められなかったため、肛門嚢摘出手術を希望されました。

備  考:日帰り手術で肛門嚢からの出血も肛門嚢の漏出も消失しました。お部屋の臭いもなくなったそうです。術後の合併症である一時的な便失禁もなく、健康状態も良好でした。

肛門嚢炎2(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)1 肛門嚢炎2(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)2 肛門嚢炎2(慢性肛門嚢炎に対する肛門腺摘出)3

RECOMMENDED ITEM

神奈川県横浜市のリアン動物病院 画像082