猫の臍ヘルニア

症例紹介

●猫の臍ヘルニア
猫の臍ヘルニア

おなかにしこりがあるとのことで来院された子猫ちゃんです。この子の腫瘍は身体でいう臍(へそ)の部分の皮の下にあり、指で押すとしこりの内容がお腹の中にもどっていきます。戻った部位のお腹には本来あるはずの腹膜(筋肉の膜)がしこりの大きさ分だけ欠損していました。
このような場合、外傷等が無いことなどから、臍の緒が取れた後、閉じるはずの隙間が開き、そこから脂肪などが出てきている臍ヘルニアが疑われます。
触診だけでなく、レントゲン検査も有効な検査なのですが、重要なのはこの臍ヘルニアが大きい場合、のちのち穴から、腸、脾臓などが飛びだしてしまい体調を崩してしまう場合があります。
この子は現在症状が全くないため、飼い主様は去勢手術と一緒に整復を希望され、無事に飛びたした脂肪の切除と開いた腹膜の整復し、手術が終わりました。
手術後の写真がないのですが、臍ヘルニアは飼い主様がチャームポイントとして気いっている方が意外と多い印象を受けます。“チャームポイントなくなっちゃったね。”なんて言われちゃうと、少し心が苦しくなってしまいます。

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