猫の会陰尿道造瘻術(シュウ酸カルシウムによる腎結石、膀胱結石による尿道閉塞)

症例紹介

●猫の会陰尿道造瘻術(シュウ酸カルシウムによる腎結石、膀胱結石による尿道閉塞)
猫の会陰尿道造瘻術
写真1:手術前腹部レントゲン写真

この患者様はアメリカンショートヘア ♂の猫ちゃんです。シュウ酸カルシウム結石が腎にできてしまい、この結石がコロコロと尿管をつたって膀胱へ落ちてきては尿道に石が詰まり、頻繁に尿道閉塞を起こしていました。
シュウ酸カルシウム結石は処方食によるコントロールが難しい結石の1つであり、そのため尿道が細い雄猫にとっては本当に厄介な病気です。

猫の会陰尿道造瘻術
写真2:手術後腹部レントゲン写真
飼い主様と相談し、処方食によって結石を溶解させるのが難しいため、おしっこが出る入り口を広げてあげて、尿と一緒に結石が出ていくよう尿道口を広げる尿道造瘻術を提案したところ、飼い主様がこれを希望されました。また同時に膀胱結石も摘出しました。(写真1、2)
外貌の変化は出来るだけ少なくなるように尿道口を形成しました。またこの手術は後日に作った尿道口が狭くなっておしっこが再度出にくくなってしまうことが良くある手術なので、なめても大丈夫なようにおしっこが出る穴が隠れるように形成しました。
猫の会陰尿道造瘻術
写真3:術創の外貌(術後2週間)
写真3は術後2週間目のものです。
現在手術後5ヵ月目となりましたが、検診でも形成した尿道口に狭窄は認められず、良好に排尿しています。同時に腎臓結石、膀胱結石の定期検診中です。

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