猫の会陰尿道造瘻術(外傷による陰茎損傷)

症例紹介

●猫の会陰尿道造瘻術(外傷による陰茎損傷)
猫の会陰尿道造瘻術
写真1:手術前。
肛門に向かって右下にある
のが尿が出ていたところ。

以前、勤務をしていた病院で相談を受けた猫ちゃんです。怪我を負った状態で保護され、入院治療により一命をとりとめたが、陰茎(おちんちん)の損傷が強く、おしっこがちょろちょろとしかでないとのことでした。
身体検査では肛門のすぐそばに瘻管我できている様子でそこから尿が滲み出るように出ていましたが、神経検査では幸いにも神経への損傷はみられず、半身不随などの後遺症も無い状態でした。ただこのまま尿がチョロチョロとしかでない場合は、排尿障害により膀胱炎を起こしやすくなってしまい、膀胱炎からできちゃう結石なんかできたに日には、尿が出る口が塞がって、とたんに腎不全などの尿道閉塞による合併症が出てきてしまいます。
幸いこの子は入院治療後、新しい飼い主様が決まっていたため、狭くなってしまった尿道口を広げて再度形成を行う会陰尿道造瘻手術と、怪我で感染、壊死した組織を取り除く手術を行い、無事に新しい家族の元へ旅立ったとのことでした。

猫の会陰尿道造瘻術
写真2:手術後の外貌。
手術後1ヶ月経ったのちに、新しく飼い主様となってくださった方にお聞きしたところ、排尿も良好で元気にしているとことでした。ほっと一安心。

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